【月1読書】「超ファシリテーション力」

今回読んだ本は、「超ファシリテーション力」という本です。
業務でファシリテーションをすることがあるのですが、なんとなく会議を回していて、会議がぐだぐだになってしまったり、結論までたどり着かずに時間が足りず会が終了することもしばしばあったので、改善したいと思い読んでみました。

ファシリテーションとは

この本によると、ファシリテーションとは「グループ活動を円滑に促進すること。仕切る力、統率力」ということで、定例などといった会議においてグループをまとめて活動目的(結論を出す、など)を果たすことであると理解しました。

会議の本質を見極めて必要な役割を行うことで、ファシリテーションレベルが上がる

ファシリテーションを担う「ファシリテーター」という役がありますが、ファシリテーターの役割は、会議や参加者によって異なることがあるとのことです。参加者のホンネを引き出すためにあの手この手を使うことが求められます。それは会開始前のアイスブレイクの場合もあれば、議論の中で話したそうにしているゲストの背中を押してあげることなど、様々です。

会議は、「大なわとび」に似ている

本の中で、会議は「大なわとび」のようなものであるという記述があり、これも興味深いと思いました。
一つの縄を回してみんなで飛ぶ大縄跳びのように、会議は参加者全員が議論の輪の中に入り結論を出す作業だということでした。そして、縄を回して全員が縄を飛べるように導く役割を持つのがファシリテーターだということでした。ファシリテーターのさじ加減で参加者全員が意見を述べたり会議のなかで結論へたどり着いたりするという意味で、的を得ていると思いました。

準備してその後フラットな状態で会議に参加する

会議を行う上で重要なこととしてもよく伝えられていますが、ファシリテーターも準備しておくことが必須です。会議で議論するテーマが決まっているのであれば、それについて調べ、自分なりの意見を持った上で望むことが大切とありました。そして特に大切なのが、自分なりの意見を持った上で、会が始まる頃にはそれを一旦頭の中から取り除いておき、フラットな状態で参加すること。ファシリテーターの役割を持つあなたが自分の意見に執着したりそれを軸に会を回してしまうと目的が果たせません。なるほど難しい役割だなと思いましたが、だからこそ面白みもあるのだなと思いました。

まとめ

会の前にしっかり準備をして、そのうえで中立な状態で会をまわす。理想は、参加者全員が意見を述べた上で、結論にたどり着くこと。そのためにファシリテーターは会の中で役割や立ち回りを変えあの手この手で意見を引き出し、時には論点を整理しつつ、参加者の力も借りながら結論にたどり着く。書くのは簡単ですが、やはりできるようになるには、知識を持った上で経験を繰り返していくしかないのだろうなとも思いました笑

この記事に書いた内容は本書の内容のほんの一部です。興味を持った方がいたら、ぜひ以下から本を読んでみてはいかがでしょうか。(アフィリエイトリンクとなっています)。

仕事をする上で、誰でもファシリテーターの役割を担う可能性があります。より良いファシリテーターになるために、善処していきましょう。